達磨さん。起き上がる!
達磨窯。この何ともユーモラスなカワイイ名前は、淡路に1960年頃まで約200基ありました。
燃料の移り変わり、大量生産・品質の均一化により、そのユーモラスな姿は消えていきました。本来、場所場所での気候・土などの違いにより、製法・焼き方、仕上がった瓦の色・質感・形・葺き方などに特色が出ます。
今一度、瓦の良さを復活させようと、今年初めから瓦師・山田修二さん、道具師・平池信行さんが中心となって、地元の長老の助言のもと若手達と煉瓦を積み、泥を練り付け完成しました。
慎重に窯積めをして、火入れ。24時間焼成し、いぶします。数日後焚口を開き、戸口を開けいよいよ窯出しです。ムッとくる熱を持った戸口から出てくる生後間もない瓦。何ともいえない味わいがあり心が和みました。
これを機に、地場産業力を考え、いいもんはいいんやという強い意志と、次の世代にも伝えていく重要さを感じました。
« はじめました ブログ | トップページ | RD-8 »
「旅行・地域」カテゴリの記事
- 滋賀小旅行 ラ コリーナ近江八幡(2018.10.27)
- 滋賀小旅行 マキノ高原メタセコイア並木道(2018.10.25)
- 余部鉄橋(2018.10.21)
- 北海道縦断 頭大仏殿編(2017.09.24)
- 北海道縦断 余市編(2017.09.19)
コメント
この記事へのコメントは終了しました。
« はじめました ブログ | トップページ | RD-8 »
なんとも独特な形だね。
今地場産業が見直されている。とはいえ、瓦の使用は確実に減ってきているのも現状なんだよね。。。
なんとか盛り上げてほしいです。
投稿: honma | 2008年6月19日 (木) 09時50分
ほんま、そうですわー。
地場産業の永い歴史を消えさしたらアカン。
各地域で必死にがんばっている人たちは多くいると思います。
何故そういう人たちが、がんばっているのか皆で考えていきましょう。
投稿: たいがー・ちょっと・心 | 2008年6月19日 (木) 14時33分