ちょっと山に入っていけば・・・
いつもは、あまり通らない道。
淡路のちょっと内陸部に入っていけば、棚田が広がっています。
ここ淡路では普通の風景ではあるが、懐かしいと思うのはなぜでしょう。
今年は台風はまだ来ていません。招かざる客の前に、稲刈りした田が所々あります。
お百姓さん、大地さん、水さん、今年も美味しいお米をありがとう。
ぶらっと歩けば、煙草乾燥小屋にあたる。
板が一部外れ、土壁が見えています。上には薪窯で焼いたまだら模様の瓦。
写真を撮っていたら、ここのおばちゃんが、「昔は煙草乾燥小屋。今は倉庫にしとんのや。ぼろぼろでほったらかしや。なんでこんなんええのー」。
昔はここに当たり前のように、こういうのが建っていた。普通であった風景、生活。
少し街に行けばもうそこは、あっちもこっちも皆いっしょ。
外壁は最初から古びてそうな煉瓦を貼っている。それか綺麗なパネル。軒の出なんかまったく無い。
道沿いの椅子は重要です。
皆さん。ちょっと立ち止まって考えましょう。
“豊かさ”とは何か?
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コメント
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キレイな風景ですね~田舎LOVEです。
豊かさ…どれだけ五感を満たせるか、ですかね。
山の深い緑と田の淡い緑のコントラストは美しい。そこを吹き抜ける風の匂い、爽やかさからは、秋を感じるかもしれません。もちろん「秋の実り」は味覚を満たしてくれますね♪
そしてアクセントは、想像力。
ありふれた風景の中にも、人が生きているカタチがある。
例えば、建築。詳しくありませんが、伝統的な建物には、生活臭があって、それが想像力をかきたててくれるので、探究心が満たされます。
投稿: よこよこ | 2008年9月11日 (木) 23時59分
ほんまにそのとおりですねー。
五感、たえず感じなければあきませんなー。
そう、そして想像力。これがなければ前には進めない。
いいこと言うねー。( ̄ー ̄)ニヤリ
たまには空を眺めよう。
投稿: たいがー・ちょっと・心 | 2008年9月12日 (金) 00時21分
うちの田舎で20年来空き家の古い家がありました。
今年、工事がはじまり、手を入れて住むのだと思ってたら、更地にしていまどきの家が建ちました。
田舎に不釣合いな、いまどきよりも未来っぽい家です。
空き家でも、その前を通るときには、子供のころに見かけた風景を思い出していました。おばあさんが小豆を足ふみの機械にかけてたり、おじいさんが庭先で土をこねてたりと。
住んでる人には悪いですが、思い出がひとつなくなった感じがしています。
投稿: jirororo | 2008年9月12日 (金) 06時39分
そうですねー。
いまどきの家でも何かそこにあった家の継承があればいいでしょうね。その土地に存在した意味を考え、続いていけたらいいのに。
縁側でお話したり、庭先で挨拶したり、オープンなところが日本の良さでした。
今の子供達にもいい思い出をたくさん作ってほしいです。それは、大人の仕事かもしれないですね。
投稿: たいがー・ちょっと・心 | 2008年9月12日 (金) 18時38分
ほんとだよね。こういう風景をみて、みんな日本の風景、懐かしい。と思うのに、自分の建てる家は、洋風だとか、ちょっとモダンな家。。。中に開いて、外に閉じる家。でも、その家、本当に中に開いてるの?中にも外にも開いてないんじゃないの?って言いたくなるときがあります。
もう一度日本全国民で話し合い必要ですよね。
投稿: ほんま | 2008年9月20日 (土) 09時32分
ほんまですねー。
「風通し、借景を取り入れる、縁側で夕涼み」ということが無くなった。風を入れるよりも、24時間換気、室温・湿度は空調で1年中同じ。おかしい。
投稿: たいがー・ちょっと・心 | 2008年9月20日 (土) 11時21分