左官礼讃 ~足元から見つめ直す~
最近、左官を特集した本が多く出てきました。
「CONFORT 12月別冊 土と左官の本4」 「iA 11 左官&塗装 仕上げの技法」
住宅、店舗はもとより、巨大な公共建築まで様々な左官仕上げが雑誌に登場します。
一般の人が少しでも左官に土壁に興味を持てるのはいいことです。
ちょっと田舎を歩けば土壁、漆喰壁が存在感を発揮しています。
竹小舞の壁。仕上げに漆喰が塗られています。以前の淡路の民家では一般的な壁です。屋根にはもちろんいぶし瓦が載っています。
京都・天龍寺の瓦埋め込み土塀。この表情がなんとも言えません。
ついつい触ってみたくなります。古瓦も廃瓦も新しく生まれ変わり、生き続けますね。
家印の漆喰彫刻。 この家の誇り、左官職人の施主への感謝。気持ちが表れています。平米いくらの世界とは違います。
三田市お堂の外壁・磨き。この鏡面のように磨かれて輝く表情はとても魅力的であり、日光の加減でつやつやと光る。技術的に難しく、やってみなければ分からない(温度、湿度、風、水、工程の間、等により)ところがあります。時間と手間が相当かかりますが、磨き壁はそれほど高貴で美しいです。
自由で楽しい。土。これを使う手はない。だって下を見たらあるんやもん。
草屋根に近所の土の版築壁。搗(つ)いた層だけ現れます。土の力強さ・美しさを素直に感じます。最近、建築家のなかで版築ブームですね。
下地で終わっていた現代建築での左官仕事。そろそろ土・漆喰のこれからの可能性が見直されてきたということでしょうか。地球から恩恵を受け自然を考えるきっかけになればいいと思います。
まずはこの本を。土への愛がこもっています。
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