デザイン電車
昨日のTBS番組「情熱大陸」は工業デザイナー・水戸岡鋭治氏でした。
今、九州の鉄道は人気があるらしいです。車両が何せ、オシャレでかわいく、鉄道マニアのみでなく、子供から大人まで一度は乗って見たいと思い、九州に行くそうです。
九州新幹線「つばめ」、特急「ゆふいんの森」は有名ですね。
(番組内容と写真は関係ありません。) ※1
熊本ー人吉間を走るSL列車を、ガラス張りの展望車両にリニューアルし、特等席には子供用椅子をセットしていました。
いいですねー。
交通は、ただ単に移動目的のみでなく、目的地に向かう間も旅の重要な思い出となり、風景の一端となるのですね。
※2
水戸岡氏は職人気質のデザイナーであり、現場での監理・チェックは厳しく、納期の時間が無くても厳しい姿勢で向き合っていました。
※3
その姿勢が、現場で携わる職人達の気持ちを高ぶらせ、最高のモノを作る事への喜び・誇りにつながっていると思います。
※4
廃線の危機に瀕していた和歌山鉄道の打合せで、依頼者側が「デザインはいいのですが、客席が少ないという声がありまして・・・」
水戸岡氏「客を増やしたいし、席も増やしたい。なぜ廃線の危機になったのか。魅力的にしたいから今、考えているんでしょう。・・・。」
水戸岡氏の姿勢は変わりません。何のためにデザインしているのか。
※5
和歌山電鉄「たま電車」。車内はネコでいっぱいです。子供達に大人気。
いいデザインではなく、正しいデザインをする。
アイデアを生み出し造る姿勢、覚悟、そして、時代に負けないデザインを編み出す人間力を感じました。
水戸岡氏が職人に
「いつかガウディみたいなものを造るからよろしく」
写真 ※1 インド(2000年1月)
※2 アムステルダム トラム(2000年3月)
※3 タリン エストニア トラム(2007年10月)
※4 パリ メトロ(2007年11月)
※5 リヨン フランス TGV(2007年11月)
サトラス駅(設計:サンティアゴ・カラトラヴァ)
撮影は全て、Yamahara
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