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2012年2月

モロッコの旅 メルズーガ砂漠編

 アトラス山脈を越えると今までとは別世界になります。高い山脈が地中海の温暖な

空気を遮断して、この時期、寒く乾燥した大地が延々と広がっています。

Cimg8256  サハラ砂漠東の玄関口エルフードは1917年フランス軍の駐屯地として造られました。よって、基盤状の真っ直ぐな道路がはしっています。建物の壁はレンガ積み。構造はRC造ですが、柱が細い! 大丈夫かいな。(´ρ`)

Cimg8285_2  宿泊ホテルは☆☆☆☆。中庭にプールがあり夏はいいでしょうね。

Cimg8156  私は雰囲気もよく結構好きなタイプのホテルでしたが、あるツアー客は「お湯が出にくい!」「暖房効かない!」・・・、まあ、四ツ星といっても日本と違うのでそのへんはしゃあないと思うのですが・・・。

Cimg8275  格子を介しての光。美しいです。お湯や暖房の効きより、こういうのが良いのです。

 エルフードからメルズーガ一帯の砂漠まで約45分。起床4時40分。外は真っ暗な5時過ぎに出発します。4WDに乗り最初は舗装道路を走って行きますが、途中から道無き道を走ります。

Wd  これは帰りの風景ですが、最初は一列に4WDは走っていきますが、道がなくなると、4WDはあちこちに広がり競う合うように走っていきます。運転テクニックを競っているのかな?

Cimg8195_2  車は途中まで、そこからラクダに乗るか歩くかです。

Cimg8210  ラクダは賢いですね。列を乱さずおとなしく列を作って歩いて行きます。私は乗りませんでしたけど、記念に乗っておけばよかったです。

Cimg8187  側にずっと居てくれると言うか、勝手に居るのがこのベルベル人。モロッコ国民の3割強はベルベル人です。先住民ベルベル人がアフリカ大陸の東方よりこの地へ移住して来たのが紀元前5000年頃。このマグレブ地域とサハラ砂漠の先住民として長い歴史をベルベル人が営んできました。

Cimg9096  優しいのか何なのか・・・。帰りがけには化石を買ってくれ!だとか、やはりチップ、チップ!と迫ってきました。予想はしていましたが・・・。┐(´д`)┌ヤレヤレ

 愛嬌はありますが、少し、しつこいですねー。このスケッチも「俺をモデルに書いてくれ!」 と言われたので描きましたが、その後、「モデル料ちょうだい?」だとさ。

Cimg8217  ベルベル人のテントみたいです。

Cimg8240  日の出鑑賞後はミントティーを戴きました。ほとんどは中国産の緑茶でその中にミントの葉と砂糖が入っており、味はなかなかいけました!

Cimg8230  これはゲストハウスかもしれません。こういうところに宿泊する砂漠ツアーがあるそうです。

Photo  この砂漠の日の出は感動しました。心に残る1日になりました。

モロッコの旅 フェズ 後編

 1913年フランス人により建造されたブー・ジュルード門。青色や緑色の彩釉タイルが

何とも美しいです。

Cimg8097  偶像崇拝を禁ずるイスラムでは人物図像ではなく、抽象的な模様を用いています。

 そのため、幾何学模様の彩釉タイルの装飾が発達してきました。

Cimg7906  釉薬をかけて焼いた彩釉タイルは焼きあがった後、金槌で職人が細かく割り、デザイン画に組み合わせていきます。タイルの形や色は建物の壁や床の形に収まるよう工房の親方が決めていきます。

Cimg8080 モロッコタイルの技法は10世紀に始まったとされています。職人が一つ一つ丹念に割り、組み合わされた光沢あるタイル。よく見ると本当にアジがありますねー。

Cimg8082  ブー・イナニア・マドラサ。14世紀に建てられたフェズ最大規模の神学校です。

 ここのタイルや漆喰彫刻 は見事です。

 壁にはコーランの詞句が装飾書体で刻まれています。石膏+大理石の粉60%+卵の白身が材料です。途方もなく、ものすごく根気と技術がいる手作業ですね。Cimg8086_2  フェズ川沿いにあるなめし革職人街。タンネリ(なめし革工場)とはフランス語で、フェズのタンネリは500年の歴史があります。

 革製品のお店を通り、屋上に案内されます。その時にミントの葉が配られます。これで鼻に当てて臭気を和らげます。何ともいえない匂いでした。

Cimg8036  屋上には色鮮やかな桶が並んでいます。染色用の薬品や染料が入った多くの桶が色鮮やかです。このタンネリも前から見たかった場所でした。いいね~。(゚▽゚*)

Cimg8029  赤はアカネ、青はインディゴ(インド藍)、黄はモクセイ。職人達が桶に入って、革を足で踏みつけ染料を染み込ませます。

Cimg8035_2  まず、ヤギ、羊、ラクダ、牛などの皮革の脱毛から始まり、なめし、染色、乾燥までおよそ7行程を行うそうです。こうして出来上がった革は柔らかく耐久性があり鞄や履物などの製品に使われます。

Cimg8093  バブーシュ。モロッコ独特のかかとを履き崩した様なスリッパ です。

 Cimg8100  フェズの城壁は東西2.2km、南北1.2kmあり12世紀初頭には完成しました。

 この城壁は土で出来ています。

Cimg8102  この壁の落書き?は選挙用の為の絵です。字が読めない人でも候補者の絵を見て判る仕掛けになっているそうです。

Cimg8108  この壁の工法は、版築といって、土を押し固めていくやり方です。開いた穴は上に登る為の足場板を置くための木の棒を差す穴です。

Cimg8142 フェズでは生活に密着したモロッコの伝統手工芸技術を見ることが出来ました。

Cimg9095   

 フェズから460kmアトラス山脈を超え、砂漠の玄関口エルフードへ向かいます。木が生えていないこのような景色を延々と走ります。

Cimg8129  車窓には土の家が多く現れてきました。かっこいいね~。

 昼食に食べたプリンは美味しかったなー。モロッコはなぜかプリンが美味しかった。

Cimg8121

モロッコの旅 フェズ 前編

 モロッコ北部の内陸都市フェズは、9世紀初頭に築かれたこの国最古のイスラム王都です。

Cimg7876  旧市街フェズ・エル・バリは世界一複雑な迷宮の町です。

 809年イドリス2世はアトラス山脈の北を流れるフェズ川沿いの谷間にこの都を誕生させました。まず町の中心に壮大なカラウィーン・モスクを造り、そこから町は広がっていきました。

Cimg7938 フェズの町は白色です。

 地図を見ればよくわかります。町の中心にカラウィーン・モスクがあり、その周囲に学問に関係ある本屋・製本屋がある。その周囲には、食品・雑貨店などのスーク(市場)が広がっています。

Cimg7979  その背後は住宅街ですが、塀が高く入り組んだ路地の為、喧騒が届きにくい配置になっています。タンネリ(なめし革工場)や製陶工房などは町のはずれに位置しています。

Cimg8011  実によく考えられた町の構造ですね。フェズとマラケシュの特徴はなんと言ってもスーク

です。スークは回教の中には必ず存在します。フェズとマラケシュのスークは一度入り込んだら脱出不可能と言われています。

Cimg8061  右も左も狭いごちゃごちゃの路地。路地の上は強い日差しを遮る為か、格子やシートで覆われており薄暗く、振り返るとどう歩いてきたかさっぱり分かりません。

 まさしく迷路です。w(゚o゚)w

Cimg8065  ロバが引っ切り無しに歩いてくる。

 この見通しのきかない迷路は、イスラム人の知恵だとか。外敵が侵入したとき方向感覚を失わせる為と考えられています。住人にとってはいかに安全に住めるかという考えが、この複雑なスークを形成したのでしょう。

Cimg7940  フェズ川を挟むすり鉢状の谷の斜面に開けたために階段や斜面が多くあり、立体迷路になっているのも世界一複雑なフェズのメディナの特徴です。

Cimg8064  本当は一人迷って、方向感覚を失って、感を頼りに歩き疲れたかった。

 五感に刺激を与える素晴らしき人間感覚の スークでした。 

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