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2012年3月

モロッコの旅 アイト・ベン・ハッドゥ編

Cimg8478  工事中のビルです。壁は穴あきレンガで、足場板はこのように角材をレンガに差込み

その上に載せています。

Cimg8479  軽くて扱い易そうな素材です。

 さあ、待望のアイト・ベン・ハッドゥに来ました。

 七世紀にアラブ人がこの国の北部を征服すると、先住民族のベルベル人がその支配から逃れアトラス山脈を越えオアシスにカスバを築き移り住みました。

Cimg8481  川のほとりの斜面に建っています。以前はその川を渡らなければ行けなかったそうですが、今は裏手に橋が架かっていて容易に行けます。

Cimg8494  この橋がちょっとねぇ~。普通の橋でした。しかし、気分はワクワク。

Cimg8496  橋を渡る前にみやげ物屋がありました。土とカラフルな色がマッチしていていいですね。

Cimg8515  ここは「アラビアのロレンス」「ナイルの宝石」 「ハムナプトラ2」の映画のロケ地となりました。モロッコで一番美しい村と言われています。

Cimg8528  異民族との戦いに備えて要塞化されたクサルの内部は、やはり迷路のようでした。

 現在数家族はまだ住んでいるみたいです。かつての居住者達は川向こうの新しい村に移ったそうです。

Cimg8553  ほとんど姿は廃墟のようでした。途中、絵を売っている人がいました。

Cimg8567  赤土のクサルが築かれたのは500年ほど前です。建ち並ぶ塔の壁には、飾り窓に見せかけた銃眼が開いてあり侵入者を阻む為のものでした。それがデザインとして土の建築に合っていますね。

Cimg8577  この日干し煉瓦造りの建物は 、換気と採光の為に吹き抜けの中庭があります。光は奥まで届かず、室内は暗いです。敵から守る為だと言われています。

Cimg8571  丘の頂上にはイグレムと呼ばれる穀物倉庫が建っています。有事の際に最後の頼みとなる食糧を保管していました。まあ、そこまでには敵をやっつけるということでしょう。

 家、倉庫の他に、学校、モスク、集会所なども備わっていた要塞。赤茶けた大地と同化した美しい村は、何か懐かしさがあり、また、身の安全を守る為に先人の知恵が凝縮されたすばらしい空間でした。

Cimg8598  小袋に入った飴ちゃんは現地の子供たちには大人気でした。大阪のおばちゃんはいつも飴ちゃんを持っています。

モロッコの旅 カスバ街道編

 エルラシディアからワルザザードを結ぶ東西ルートをカスバ街道と呼びます。

Cimg8335  この街道沿いには、オアシスごとに日干し煉瓦か版築の家、そして要塞だったカスバが残っています。カスバとは城壁で囲まれた要塞という意味です。

Cimg8371  荒れた岩肌とカスバとそれを取り巻く緑のオアシスがマッチしていますね。

 昔はこの街道はサハラの向こう側のブラックアフリカとアトラス山脈を結ぶ重要な通商ルートだったそうです。ラクダが何日も掛けて行き来していました。

Cimg8373  今では廃墟になっているものが多いです。4000メートル級の山が連なるアトラス山脈に降った雨や雪は渓谷を流れ砂漠に吸い込まれます。

Cimg8410  トドラ渓谷です。切り立った岩山に圧倒されます。ヨーロッパのロッククライマー達は、この岩壁に登る為、はるばるやって来ます。

Cimg8397  大きな声で呼んだら手を振ってくれました!見るからに怖いです。ようやるわ~

Cimg8401  川で洗い物している人です。正面からカメラを向けると、「チップ!」と言われました。

 透き通ったきれいな水です。川の横には水路がありました。

Cimg8402  西部劇か、猿の惑星に出てくるような 風景でした。ここで昼食のタジンを食べ、いざ、ワルザザートへ。

Cimg8421_2  車窓からこのような集落を多く見かけます。KSRAクサルといい土壁造りのベルベル人の集落です。カスバが元来このクサルに付属する共同の穀物庫で遊牧民の襲撃に備えた砦でありました。

Cimg8427_2  このように四隅に物見塔があり、平面は四角です。基礎は切石を敷き詰め、壁は土と砂利を水で捏ね、木の型枠に流し突き固めた工法です。ピゼ(版築)と呼ばれています。

Cimg8423  以前紹介しましたが、ピゼで造られた壁は型枠を止める木杭の為の穴が開いており、

これにより、ピゼ か日干し煉瓦造かが容易に判ります。

 雨の少ないこの地では、農地は谷筋に限定され、よってクサルは谷沿いの斜面地に造らざるをえなかったです。

Cimg8422  さあ、次の目的地は、モロッコで一番見たかったアイト・ベン・ハッドゥです。ワクワク

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