長崎現場日誌-上棟式-
先日、1月に着工した現場が上棟しました。
目の前は有明湾で雲仙普賢岳が望めます。
基礎コンクリート打設前の風景です。最近では鋼製の型枠が多く使われます。
ここにコンクリートを流し込み、天バをモルタルで均し、通気基礎パッキンを置き、
土台をセットします。
大工さんの出番は土台敷きからです。
2階の梁の建て方です。午前中で半分以上は組み上がります。宮崎産の杉です。
大工の釘打ちの音が周りに響きます。この音と左官の壁塗りのシャーという音が
私は好きです。
有明湾に向かって伸びている梁高360の登り梁。これを掛ける桁は495あります。
めちゃデカイこの桁のみ鹿児島産です。
何故大きいかと言うと、ここは、土を載せ草屋根にします。
ここに登ったら気持ちいいでしょう。
どんどんかたちが出来上がっていくのは感動します。見ていて飽きません。
まあ、監理業務があるので大変ですが・・・。
この屋根はいぶし瓦が載ります。この辺りは美しい瓦葺きの家が多くあります。
棟木が上がれば、上棟です。
上棟式とは、家屋の守護神、工匠の神を祀り、新しい家を祝福すると共に職人を
ねぎらい、今後の安全を祈願する儀式です。昔はよく餅まきをしていました。
やはり木組みは美しいですね。
さあ、最後まで頼んまっせ!棟梁。
« 由布院美術館 | トップページ | 長崎現場日誌-仕上げや~- »
「住まい・インテリア」カテゴリの記事
- 12坪の家 劇的空間の秘密(2019.01.17)
- 千年の甍(竹中大工道具館 企画展)(2017.12.04)
- 西山卯三の記録(2017.11.17)
- 夏の夜はカイダン(2017.06.25)
- 左桟瓦(2017.01.13)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント