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2013年12月

奈良現場日誌-大津磨き-

 室内最終仕上げです。大津磨き仕上げ。下地は3週間前に塗り終え、乾燥させました。

 Photo

 仕上げに塗る引土の材料は、土に石灰、紙スサ。糊は入れません。居間の仕上げの引土は愛知県産の土です。この住宅のメインの壁です。

 ちり際は小さな鏝で慎重に押えていきます。1800×2400の壁に3人の左官が1日掛かりで仕上げます。

 Photo_2  鏝で何回も押さえ、柔らかいビロードという布で表面を拭き、光沢を出します。

 寒いのでなかなか水は引きません。

Kakimaze_2  これは、玄関壁の桜色大津磨きの引土です。白土+弁柄+紙スサを念入りに混ぜています。

Photo_3  大津磨きは、下塗りの灰土の段階から鏝で磨くのが重要で、その上に引土で押さえ込んで磨いていきます。仕上げの引土は数ミリの薄い皮膜のようになります。

 現場は静寂の中で鏝音だけ響いています。左官は指先と鏝音を頼りに力の加減をしています。

 左官は水との戦いです。緊張の中、工程は進んで行きます。

Photo_4  玄関側は寒いので、水がなかなか引かなく、朝から21時までこの壁を磨きました。

 タイミングを計り、二人で押えていきます。高度な技術と手間と経験が必要な左官最高級で難しい仕上げです。

 仕上がりは、上品で光の加減によって光沢を帯び、きっと、吉野杉との相性はバッチリでしょう!

 桜大津磨き壁はお客さんを優しくお出迎え、黄大津磨き壁は家族の成長を見守るでしょう。

清らかな水の町 島原

 竣工後、定期検査のため久しぶりに諫早へ行ってきました。

Ie_4_2  芝生の成長を楽しみにしていましたが、休眠中でした。ハルよ来い。

 検査後、島原半島に足を運びました。工事中は、ここから南の島原・雲仙を眺めていました。

Buke1_2  島原半島の東端に位置する島原市。江戸末期に松原七万石の城下町として栄えた町です。これは、城下町の面影が残る武家屋敷の町並みです。

 中央には水路が流れ、雲仙普賢岳の湧水を引いたものです。昔は飲料水として生活に欠かせない水路でした。

Buke2_4  各家、石垣が揃っていて美しい町並みです。上に丸石を置いているのが特徴的です。

 次の日、夕方ピーチ出発まで長崎市に寄ってトルコライスを食べぶらぶらしました。

Raice  ニッキー・アースティンのトルコライスはめちゃうまい特にカレーが絶品です。

Hasi_3  眼鏡橋。築造1634年の現存最古のアーチ形石橋です。川面に映る姿と合わせ、眼鏡に見えるでしょ!

 ぶらぶら探索していると、こんな看板を発見

Bannbare  嬉しいね~ありがとう。 

奈良現場日誌-左官仕上げ-

 外壁の仕上げが終了し、足場が取れました。

 近所にお披露目です。

Kakiotoshi  掻き落とし仕上げです。

 室内は、壁は土なでもの仕上げと大津磨きです。

Nademono 土なでもの仕上げ中。淡路の土です。

 寒いので完成後2週間経っても、なかなか乾きません。昔の家は工期が長いのは理解できます。

Ootu

 大津磨きのサンプルです。皆良いので、悩みます。このサンプル作りにも相当な時間が掛かります。

 住人・お客さんを迎える玄関と居間の壁に仕上げます。下地の石膏から仕上げの磨きまで8回工程です。この壁も下地の土が完全に乾燥しなければ、仕上げの上塗り土が塗れません。

 完成が楽しみです。

 

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