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2015年12月

新国立競技場決定!

 2020年東京五輪・パラリンピックの競技場が、2案のうちA案(設計:隈研吾+梓設計、大成建設)に決定しました。

 両案とも短い期間と多くの規制のなか、両建築家の特色が出て、どちらに決まるか楽しみではありました。パースからA案の方はイメージしやすいですが、B案の方は、建ってみなければわからないドキドキ感はありました。

 Kuma1 隈研吾設計の「浅草文化観光センター」。浅草寺の向かいに建っており浅草の顔になりつつあります。五重塔からヒントを受け、日本の切妻屋根と木の縦格子のデザイン。

 審査はJSC技術審査委員会が採点式で審査し、隈研吾案が610点、伊東豊雄案が602の僅差になりました。その差8点。9項目の内5項目が伊東案の方が高得点でありました。特に、「建築計画」の項目では、18点の差がありました。

Kuma2 「長崎県美術館」運河を建築に持ち込み、外観は木の格子を多用しています。屋上は緑化され、決して周囲に主張していないまさに隈建築です。

 「工期短縮の実現性」の項目で、27点差がつき、この項目が、決定に大きく左右されました。両案工期は同じでも、工期厳守の安全性の高さを評価したそうです。

 まあ、もともとザハ案の本体工事を請け負う予定のゼネコンが有利なのはあきらかで、もし、当初行われたようなアイデアコンペなら、逆の結果になっていたでしょうか。

Photo バルセロナに建つビル。バルコニーはこのように緑で覆われています。新国立はこのような感じになるのでしょうか。

 「負の建築」「小さな建築」をコンセプトに、まわりの環境・自然に、はむかうのではなく頼り、身近な素材でヒューマン・スケールを建築に実現する。

 今後、基本設計を詰め、実施設計、申請関係、見積り等大変で膨大な作業になってきます。工期厳守の中、見積り調整も、概算の1490億以下で抑えてほしいものです。

 国立競技場は、日本国民の共有財産であり、最高最大のパフォーマンスを披露する舞台であります。そして、永きにわたり皆に愛される場になってほしいです。

Photo_2 「カンプ・ノウ・スタジアム」FCバルセロナのホームグラウンド。ヨーロッパ最大規模の98000人収容の巨大スタジアム。全世界のサッカーファン、観光客が試合の無い日でもスタジアムツアーに訪れます。もちろんバルセロナ市民、いやスペインの誇れるスタジアムです。

Photo_3 工事中の見学ツアーとかあれば、それと、子供たちでも塗れる土壁とか、ワークショップなどあれば良いと思いますがどうでしょう。 
 






 

 




命のビザ

 年末・年始にかけては、話題の映画が上映されますね。

 本日5日より公開の「杉原千畝(東宝)」は、注目のぜひ観てみたい作品です。

Cimg5936 2001年10月、早稲田大学が友好の証しとして、リトアニアに記念碑と桜の木を植えました。
 

 第二次世界大戦中、バルト三国のひとつリトアニアの領事館領事代理の杉原は

ナチス・ドイツの迫害によりポーランドなどの欧州から逃れてきた難民達の為に、日本国

外務省の訓令に反して、ビザを発給しました。

Cimg6096 1939年9月、ナチス・ドイツがポーランド西部に侵攻し、第二次世界大戦が始まりました。

 最後の頼るところ日本のリトアニア領事館に、多くのユダヤ難民が命からがら集まり、ソ連、日本を経由し、第三国に移住しようと日本通過ビザを求めてきました。

Cimg6095 現在は「杉原千畝記念館」になっています。2007年に訪れました。

 日本政府は、表面上はユダヤ人保護を示していました。しかし、難民達が日本に来ることを断念するよう裏で仕向けていたそうです。

 悲惨な難民達の姿を見て、また、現地でナチス・ドイツのことをよく知っている杉原千畝は、政府に背向き、人道的観点から独断で6000人にも及ぶビザを発給しました。

 それも、杉原がベルリンに移る前の1ヶ月間で寝る間も惜しみ、また、ベルリンに向かう列車の中でも書き続けていました。

Cimg5798 「トルコ・エルトゥ-ル号遭難事件」「マチュピチュ村を作った日本人」は有名な話ですし、今現在でも多くの日本人が世界で活躍されています。

 杉原千畝氏は、家族共々身辺に迫る戦争の危機の中にありながら、自らの信念と、必死の覚悟で、多くの命を救いました。

 多くの素晴らしい先輩方が日本の為世界の為に命を懸けて行動を起こし役立ち、歴史を作ってきていることに感謝し、我々後輩たちは努力していかなければなりませんね。

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