命のビザ
年末・年始にかけては、話題の映画が上映されますね。
本日5日より公開の「杉原千畝(東宝)」は、注目のぜひ観てみたい作品です。
2001年10月、早稲田大学が友好の証しとして、リトアニアに記念碑と桜の木を植えました。
第二次世界大戦中、バルト三国のひとつリトアニアの領事館領事代理の杉原は
ナチス・ドイツの迫害によりポーランドなどの欧州から逃れてきた難民達の為に、日本国
外務省の訓令に反して、ビザを発給しました。
1939年9月、ナチス・ドイツがポーランド西部に侵攻し、第二次世界大戦が始まりました。
最後の頼るところ日本のリトアニア領事館に、多くのユダヤ難民が命からがら集まり、ソ連、日本を経由し、第三国に移住しようと日本通過ビザを求めてきました。
現在は「杉原千畝記念館」になっています。2007年に訪れました。
日本政府は、表面上はユダヤ人保護を示していました。しかし、難民達が日本に来ることを断念するよう裏で仕向けていたそうです。
悲惨な難民達の姿を見て、また、現地でナチス・ドイツのことをよく知っている杉原千畝は、政府に背向き、人道的観点から独断で6000人にも及ぶビザを発給しました。
それも、杉原がベルリンに移る前の1ヶ月間で寝る間も惜しみ、また、ベルリンに向かう列車の中でも書き続けていました。
「トルコ・エルトゥ-ル号遭難事件」「マチュピチュ村を作った日本人」は有名な話ですし、今現在でも多くの日本人が世界で活躍されています。
杉原千畝氏は、家族共々身辺に迫る戦争の危機の中にありながら、自らの信念と、必死の覚悟で、多くの命を救いました。
多くの素晴らしい先輩方が日本の為世界の為に命を懸けて行動を起こし役立ち、歴史を作ってきていることに感謝し、我々後輩たちは努力していかなければなりませんね。
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