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土のしらべ

 現在開催中の竹中大工道具館企画展「土のしらべ」を見に行きました。
古代中国の漢字書体から派生し、日本で形態論として形成された「真・行・草」を左官・職人・仕事・道具・仕上げ・材を通して紹介されています。
Cimg3475_2 会場は、真・行・草のRの土壁で 設営され、久住章さんの多くの鏝が展示されています。
Cimg3476_2 左官鏝は、鏝鍛冶と言われる鍛冶屋が付けた呼称と、左官が用途別に付けた呼称があり複雑になっています。鏝の種類は1000あるといわれており、久住さんの鏝も1000丁程あるそうです。
Cimg3477_2 鏝は一般的な形はありますが、鍛冶屋によって微妙に違うそうです。その鍛冶屋に注文するベテランの職人に合わせて作られているからです。
Cimg3473_2 新しい仕上げをするために新しい鏝が必要になる。初めに買った既成の鏝は使わなくなり増えていく一方だとか。
Cimg3488_2 鏝は明治の前と後ろで画期的に変わりました。「元首鏝」から「中首鏝」へ。これにより大きな壁が平らに仕上げられ使い勝手が格段によくなりました。
Cimg3471 これは鍛冶の技術が向上し、「かし留め」という溶接でなく鍛造でできたことが「中首鏝」が可能になった要因です。
 鏝本体の鋼は、硬さが大体四種類に分けられ、使う材料や下塗りか、中、上塗りかなどにより鋼の硬さや形状が違います。硬い順に、本焼き、油焼き、半焼き、地金。本焼きは仕上げ用。地金は下地用。しかし、久住さんは塗り付けにも常識では考えられない本焼き鋼を使います。
Cimg3503_2 久住さん作の チリ箒。会場では久住さんが解説している映像が流れています。鏝板も明治以前と以降で変化しました。
Cimg3501_2 羽子板型から現在の裏に持ち手がある型へ。これにより多くの材料を載せることができ生産性があがりました。
 久住章「どんないい道具でも素人が使ったら意味がない。その道具を使う方法に価値がある。こういう仕上げをしたい、という思いを達成するための手段として作っている」
 道具の向上とともに仕事の内容、生産性が変わってきました。
Cimg3517_2
 しかし、技術の向上はその職人の意識と情熱の高さが大きくかかわってきます。いつの時代も。
 道具立てを見ればその職人の技量が分かるといわれます。

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