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2017年5月

宝塚カトリック教会

 宝塚駅発の阪急今津線に乗ると間もなく右の車窓に変わった建物が現れる。
Cimg2491 宝塚カトリック教会。1966年竣工。村野藤吾 設計。
外観はハイヒールを反対にしたような姿だ。外観に直線はなく自由に うねる曲線が、まっすぐに続く線路と周囲の建築の中で 面白い存在となっています。
Cimg2536 屋根は銅板葺き、外壁は色モルタル荒引き粗面仕上げ。コルビュジエのロンシャンの教会を彷彿とさせる荒々しい仕上げだ。
Cimg2562 地面から生え上がり、壁から軒裏まで続くその姿は建築なのか大地の延長なのか・・・。
外観を見るだけでは内部の姿を想像できない。ワクワクしながら入口に吸い込まれる。Cimg2533
 三角形のプランの先に祭壇が配置され、その頭上に十字架の塔があります。
200席の椅子が整然と並べられ、それが三角形の形を意識付けさせます。
白ラワン小幅板打上げ色付きラッカー仕上げの曲面の天井が光を劇的に操ります。
Cimg2527 西側の小窓から西日が入り、内壁に陰影をつけます。
Cimg2509 木格子からの西日。奥の小部屋は小聖堂。
Cimg2532 小聖堂への階段。美しい・・・。
Cimg2504
 中二階は聖歌隊席。中二階へ上がる階段も村野藤吾独特のラセン階段です。うねった天井が生き物の中にいるようだ。実は、クジラの体内からイメージしたデザインだそうです。
 神は、航海中大嵐に遭い大きな魚の体内で難を逃れたとか。
Cimg2573
 村野藤吾はこの建築以降、大地と建築の間の明確な境界を付けなくなる。大地の中から生え出たかのような根の張りを具体的に表現するようになる。
Cimg2539 大地と建築を切り離したピロティ:近代合理主義をリードしたコルビュジエとは反する、村野藤吾の地面に深く根を下ろす1966年以降の村野の建築。Cimg2565 大らかに人を包み込む優しい詩情あふれる人間的な村野の名作です。
 

新宮晋の宇宙船

 風と水の彫刻家・新宮晋の展覧会。
 強くて強固でどっしり重く冷たく感じるコンクリートと、わずかな空気を感じ軽やかに自由に浮遊するオブジェ。この対比が面白い。
Cimg2446 新宮晋は東京芸大で油絵を学びイタリアへ渡る。
そこで風で動き自然の力に身を寄せる立体彫刻に心を奪われ現在に至っています。
Cimg2445 目には見えない重力や風、そしてその場の環境あるいは宇宙。壮大なテーマをもって
地球を渡り歩いています。
宇宙の力を自然にやさしく感じ取り、有効に取り入れたらもっと健康的な地球に戻れるんじゃないかと・・・。
Cimg2452 まずは空調に頼らず機械にコントロールされない普段の生活。
 窓を開け風を取り入れましょう。  

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