12坪の家 劇的空間の秘密
LIXIL大阪ギャラリーで開催されている「吉田謙吉と12坪の家 劇的空間の秘密」を観てきました。久しぶりの梅田。さすがに地下街は多くの買い物客、観光客で真っ直ぐ歩けない程ごった返していました。
大都会のど真ん中にスケートリンク!関西出身の宮原知子、紀平梨花、三原真衣、坂本可織の滑りが見たい。
「吉田謙吉と12坪の家 劇的空間の秘密」
第二次世界大戦後戦炎者・引揚者の住宅確保を目的とした建築関係の法令が交付された。新築住宅の面積上限を12坪(約40㎡)以下に規制され、これは1950年まで続いた。
12坪の極小の厳しい条件の中で妻・子供・ヤギ・犬が楽しく暮らす工夫を家に込め設計しました。外観は片流れの屋根、プランは用途が明確にされた間取りではなく、各部屋があいまいな用途で構成され、水回りの上部は片流れ天井の特徴生かしロフトにしている。
客は庭から直接 入れるようにしている。庭とホールの関係性を重要視している。
戦後、建築許可の抽選を待つ余裕が無く各自自力で無断でバラックを建て始めた。
東京はバラック都市になった。吉田は今和次郎と共にこの風景をスケッチして回った。
バラック小屋の魅力。ありあわせの材を創意工夫し素人自らあるいは仲間たちと考え悩みながらセルフビルドで建設していくことにあるのだろう。それは傾いた柱でも錆びたトタンでもガタガタの荒い土壁でも苔の生えた古瓦でも反った杉板でも人の手と情熱が入った仕事は美しい。

« 謹賀新年 | トップページ | 世界一!大坂なおみ »
「住まい・インテリア」カテゴリの記事
- 12坪の家 劇的空間の秘密(2019.01.17)
- 千年の甍(竹中大工道具館 企画展)(2017.12.04)
- 西山卯三の記録(2017.11.17)
- 夏の夜はカイダン(2017.06.25)
- 左桟瓦(2017.01.13)
この記事へのコメントは終了しました。
« 謹賀新年 | トップページ | 世界一!大坂なおみ »
コメント