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映画・テレビ

やりがい 意地 (とと姉ちゃん)

 本日4月22日放送の「とと姉ちゃん」は、心にぐっとくるものでした。

主人公常子の祖母・滝子

「普通の暮らしを守ることが自分たちの仕事。いい木を売って何があっても壊れない家を造る。やりがい、意地がある。」

Cimg6213 職人が、施主からの要望の木曾のヒノキにするのを間違い、ヒバを製材した。職人は、素人には決してヒノキもヒバも判らないだろう。そして、ヒノキにやり直せば、赤字になりヒバも捨てることになる。

 製材問屋「青柳商店」の大女将・滝子は、当然怒り、やり直しさせる。200年続いたのは信用で看板守ってきた。

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 三菱自動車の燃費試験データの不正が発覚しました。またか!

 軽自動車は燃費性能で売れ行きが結構左右されます。それをもとに購買する消費者も多いと思います。大変残念であり、組織の改善はまだされていなかったかと・・・。

 免震装置ゴムデータ改ざん、杭打ちデータ改ざん、廃棄食料の横流し、不正会計・・・、世間をにぎわす様々問題。目先の業績優先、言わなければ判らない、見つからなければいいという、消費者への裏切り行為。そして、コンプライアンスを軽視する。

 滝子が今日発した内容は言霊となって、個人、組織、国に届けばいいと思います。

なんか妖怪?ゲゲゲのゲ

 NHK連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」が今週で終わりますね。昔からこのシリーズは結構見ていました。過去多くの作品の中でもやはり「おしん」は最高傑作でした。

Cimg5873  今回の「ゲゲゲ」は、お見合いあたりから見ました。

 水木しげるの東京での貸本漫画家時代の貧乏暮らし。そこへ、お見合いから5日後で結婚して主人公・布枝さんが上京し、二人で苦労を共にしていきます。

Cimg5867  妖怪のなかでも、私は、ぬりかべが好きですねー。

 苦労といっても周りがそう思うだけで本人たちはそう思っていないかもしれませんけど。

 布枝さんは夫の仕事をみて、「これほど努力しているのだから、いつか世間に認められる。努力が無駄に終わるはずがない。」

Cimg5859  もし、仲間を一人作るなら、一反もめんがいいですね。どこへでも飛んで行ける。

 一言でいえば、サクセス・ストーリーですが、家族の絆・周囲との心温まる関係・漫画界出版界の実情・時代の背景・・・、昭和をあらわし、幸せとは何なのか、を考えさせられます。

Cimg5865  今回のヒロインはオーディション無しで決定されたそうです。多くの作品のなかで4度目だそうです。松下奈緒さん。「ちりとてちん」オープニングのピアノを演奏していました。

Cimg5871  何せ、絵が細かいです。良く見れば、点々の集まり。ひとつのコマを描くのに、ものすごく時間が掛かっているのが分かります。原図を見ると感動します。この執念は相当なものです。頭が下がります。素晴らしいです。

Cimg5866  このドラマを見ると素直に元気が出ます。いまコツコツと根気よくがんばれば。

 あと放送は本日入れて4日です。「ありがとう」のテーマ曲を聞くのもあと4日。

 心に残る「ゲゲゲの女房」でした。

 ありがとう。

デザイン電車

 昨日のTBS番組「情熱大陸」は工業デザイナー・水戸岡鋭治氏でした。

 今、九州の鉄道は人気があるらしいです。車両が何せ、オシャレでかわいく、鉄道マニアのみでなく、子供から大人まで一度は乗って見たいと思い、九州に行くそうです。

 九州新幹線「つばめ」、特急「ゆふいんの森」は有名ですね。

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   (番組内容と写真は関係ありません。)  ※1

 熊本ー人吉間を走るSL列車を、ガラス張りの展望車両にリニューアルし、特等席には子供用椅子をセットしていました。

 いいですねー。

 交通は、ただ単に移動目的のみでなく、目的地に向かう間も旅の重要な思い出となり、風景の一端となるのですね。

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 ※2

 水戸岡氏は職人気質のデザイナーであり、現場での監理・チェックは厳しく、納期の時間が無くても厳しい姿勢で向き合っていました。

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 ※3

 その姿勢が、現場で携わる職人達の気持ちを高ぶらせ、最高のモノを作る事への喜び・誇りにつながっていると思います。

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 ※4

 廃線の危機に瀕していた和歌山鉄道の打合せで、依頼者側が「デザインはいいのですが、客席が少ないという声がありまして・・・」

水戸岡氏「客を増やしたいし、席も増やしたい。なぜ廃線の危機になったのか。魅力的にしたいから今、考えているんでしょう。・・・。」

 水戸岡氏の姿勢は変わりません。何のためにデザインしているのか。

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 ※5

 和歌山電鉄「たま電車」。車内はネコでいっぱいです。子供達に大人気。

 いいデザインではなく、正しいデザインをする。

 アイデアを生み出し造る姿勢、覚悟、そして、時代に負けないデザインを編み出す人間力を感じました。

      水戸岡氏が職人に

      「いつかガウディみたいなものを造るからよろしく」

  写真 ※1 インド(2000年1月)

      ※2 アムステルダム トラム(2000年3月)

      ※3 タリン エストニア トラム(2007年10月)

      ※4 パリ メトロ(2007年11月)

      ※5 リヨン フランス TGV(2007年11月)

          サトラス駅(設計:サンティアゴ・カラトラヴァ)                                                                  

                                    撮影は全て、Yamahara 

 

 

祝!日本映画

 いやー、凄いですね。日本映画界。

 ダブル受賞

 第81回米国アカデミー賞 「おくりびと」が外国語映画賞

 「つみきのいえ」が短編アニメーション賞

 日本作品として初受賞。

 パッとしないご時世に、明るい話題です

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 「おくりびと」観て来ました。

 受賞前から見たかった作品ですが、これを機に観ました。

 この映画で納棺師という仕事を始めて知りました。

 優しく・美しく、人生最後の旅立ちをしてくれるお仕事です。

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 笑いあり、涙あり、家族との絆、良き日本の作法・心得、人を想う心・・・ この作品が教えてくれます。

 構想から10年の想いが主人公・本木雅弘さんから伝わりました。

 嫁役の広末涼子さんも、なかなかいい。夫の仕事振りを見て、心が変わっていく姿に涙した。

 師匠役の山崎努さんのちょっととぼけた、また人間味ある言葉がこの作品では重要であったと思います。

 納棺師が仕事後、遺族の方からとても感謝されていました。心に残るシーンです。

 人に感謝され喜ばれ役にたつ・・・気持ちを込めて仕事しているからでしょう。

 今の政治家、官僚、役人にぜひ見てほしいぁ。ほんまに。

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 しかし、あの金色に輝くオスカー像。オスカーって誰?

 当初この像は、オスカーという名は付いて無かったらしく、ある日、アカデミーに働く女性社員が、「私の叔父のオスカーに似ているわ」と言ったらしいです。それからオスカー像になったとか。アメリカらしい。ほんまかどうか。

 「つみきのいえ」 なんとも言えないほのぼのした絵ですね。

 DVDどこも売り切れとか。ぜひ観たいです。

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 両作品は、多くの世界の人に観てもらいたい。日本のすばらしさを。